台湾の青少年管弦楽団の皆様の茶道体験
8月21日の夜、台湾と日本の青少年が音楽通して交流することを目的とした「2015年日台青少年文化交流 in KYOTO」が京都市立京都堀川音楽高校の音楽ホールで開催されました。台湾からは、東日本大震災チャリティコンサートなど日本と台湾をつなぐ文化交流を積極的にされている「中壢(ちゅうれき)青少年管弦楽団」が参加されました。中壢青少年管弦楽団の演奏と京都市少年合唱団の歌声が調和してすばらしいハーモニーをホールに響かせていました。 そのコンサートの翌日、中壢青少年管弦楽団の団員の方々を対象に茶道体験を京町家ちおん舎にて実施させていだきました。 台湾では抹茶が人気が高くグリーンティーや抹茶スイーツは、いただいたことがある方も数名おられましたが、本格的な茶道は初めての方々がほとんどでした。 講師の方によるお茶とお菓子のいただき方、薄茶と濃茶の説明、茶道の精神を表す一期一会についてのお話、中国から日本に伝わったお茶文化の歴史にも触れながら、茶道文化を体験していただきました。 茶道には、お茶席で人をおもてなしする際、その場、その時間を最高の舞台として演出するため、あらゆることに対して心遣いをするという大切な要素が詰まっています。 交流コンサートでは、楽団の方々から最高の舞台をプレゼントしていただきました。 その素敵なプレゼントのお返しとして、このお茶室が最高の舞台となりますよう、おもてなしさせて頂きました。 音楽と日本の伝統文化を通した交流が、台湾の管弦楽団のみなさんにとって素敵な経験となり、今後の舞台演出に活かせていただければ幸いです。